今回は、自分が海外移住を迷っていた頃に知りたいな〜と思っていたことを思い出しながら記事を書いてみました。
今でこそ海外就職も海外移住も思ったほど特別なものではないと感じていますが、日本で働いている間は安定を捨てて海外就職に挑戦なんて考えられないと思っていました。同じように思い切って日本での仕事を辞めたのに海外就職が上手くいかなくて路頭に迷うことになったらどうしようという不安が拭えず、決断に踏み切れないという人もいるのではないでしょうか。そこで、マレーシア就職で失敗しないための心得?について、自分の経験談を踏まえてお伝えしていこうと思います。
マレーシア就職に適性ってある?
前回の記事でも述べた通りマレーシアでの求人といえばほとんどがコールセンター職なので、ここではコールセンター就職に言及していきます。
コールセンター職とは結局日本でできることを海外のオフィスで行うというだけなので、正直なところこれと言って特筆するほどの適性が求められるということはない気がします(何の参考にもならない…)。そもそも本当に適性がない人は入社時のテストや面接で落とされるので、日本で普通に社会生活が送れていた人が会社から内定を貰えたのであれば、そこまで心配する必要はないのかなと思います。ただしストレス耐性が低いとか真面目で打たれ弱いと言ったタイプの人は、会社選びには慎重になった方が良いかもしれません。もちろん強靭なメンタルの人であっても(笑)せっかくの海外生活でストレスは少ないに越したことはないので、初めてマレーシアでの就職に挑戦する時に、転職エージェントさんに確認した方がいいと思うことをいくつかご紹介していきます。
◎ クレーム対応の多さ・離職率の高さ
前回の内容と重複していますが、大事なことなので敢えてもう一度書かせてください(笑)前回の記事でもお客様からのカスタマーハラスメントが想像以上にストレスということを懇々とお伝えしました。これはどこでも言えることですが、採用のハードルが低い会社は離職率が高い=仕事内容がブラックという可能性が高いので、『私は人から叩かれるとすぐに心折れちゃうタイプかも』と自分で思う人は、転職エージェントとよく話しあって、クレームが少ないコールセンターかあるいはコールセンター以外の仕事をじっくりと選ぶことが大切かなと思います。
◎ 退職時に会社がリリースレターを発行してくれるかどうか
リリースレターとは、マレーシアの会社を退職する際にその会社に就労していたことを証明するための書類です。マレーシア国内での転職を予定している際に、元の会社がこのリリースレターを発行してくれると転職がスムーズになりますが、これは義務付けられているわけではなく、リリースレターを出さないという方針の会社もあります。その場合、ビザキャンセルのために一度出国して新しい就労ビザが発行されるまで再入国ができません。私は前の会社ではリリースレターを出してもらえなかったので、退職後に1ヶ月間日本に留まっていなければなりませんでした。そのためマレーシアに滞在していない間も家賃を払わなければならず(いつ戻れるかも目処が立たないので人に貸すことも難しい)、かなり出費がかさみました😢そんな大変な経験をしたので、この先リリースレターの出ない会社は選ぶまいと心に誓っています。
『とりあえず1年勤めて一旦日本に戻る予定 or 他の国に行く予定だからリリースレターは必要ない』という人もいると思いますが、個人的にはリリースレターを発行するか否かということは従業員を大切にする会社かどうかの一つの指標にもなる気がしています。後々リリースレターが必要ないという人でも一応会社が発行してくれるのかどうか、気にかけておいた方がいいかもしれません。
転職エージェントさんにも聞いてみた
まだ2社しか経験していない私の見解では情報が偏ってしまうと思ったので、転職の度にお世話になっているエージェントさんに『マレーシア就職に向いていない人、マレーシアの会社で採用が決まったものの結局続かなかった人の共通点てありますか?』と尋ねてみたところ『向いてない人…あまりにも考えすぎて一歩を踏み出せない人ですかね〜。結局続かなかった人の共通点は、柔軟性がない人かな🤔いったん色々客観的に見てみる力は必要かと思います』とのことでした。たしかに以前の職場でも、極端に心配性または神経質であったり、人とのコミュニケーションが苦手なタイプの人は周りから助言や指導を受けてもパフォーマンスが向上していかない感はありましたね…なんて、これって海外就職に関係なく社会人にとって必要不可欠な要素だと思います。なので結局、どこでどんな仕事をするにしても一般レベルの柔軟性やバランス感覚は大切ってことですね🤔
まとめ
たしかに心配性すぎてはじめの一歩が踏み出せないようでは何も始められませんが、事前の下調べは入念に行うに越したことはありません。一方向からの情報を鵜呑みにするのではなく、転職エージェントさんや実際に現地採用で働いている人など、色々な立ち位置の方に質問をして、リアルな情報を収集するのが良いのではないかなと思います。
最後にもう一つ私の考えを述べます。私がマレーシアで最初に就職した職場はクレーム対応は多いし会社自体もいろいろ理不尽と感じたことはあるし、リリースレターは出なかったし…ということで、まさに一番避けた方がいいタイプの職場だったわけですが(笑)、そうは言っても40代からの応募にも関わらず採用してくれて、海外移住の機会を与えてくれたことにはとても感謝しています。それにマレーシアで採用された企業がブラックだったとて、その度合いは日本のブラック職場に比べればたかが知れていると思います😅さらにもう一ついえば、最初に少々大変な思いをした方が後が楽というのも間違いないです。
多少の覚悟とチャレンジ精神、それにトラブルも楽しむくらいの気概があれば、未来は良い方向に切り拓けるのではないかと思います。中々一歩を踏み出せない人には、私は「ずっと迷ってるくらいだったら挑戦してみなよ」と背中を押してあげたいなと思っております🖐️
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