長年の睡眠障害が海外移住したら劇的に改善した話

海外移住

渡航した途端になぜか眠剤なしでも眠れるようになった

 実は私は学生時代からずっと睡眠障害で悩んでいました。原因が定かではありませんが(家庭環境のせいかなという気はする)、小4〜小5頃から授業中居眠りをするようになり、中学高校ではどれだけ眠気をこらえようと努力してもいつの間にか意識が飛んでしまうことがしょっちゅうで、よく先生に注意されていました(なのに教師になったっていう😅でも居眠り=怠惰ではないですよホント…)。
 社会人になってからの私の睡眠障害は早朝覚醒というタイプのもので、起床時間よりも随分早くに目が覚めてしまい再入眠できないため、日中倦怠感を抱えたまま過ごさなければならないということがよくありました。頻度としてはほぼ1日置きに頭痛や倦怠感を抱えながら働かなければならないという相当ハードモードな日々を送っていたのですが(眠剤も効かない時が多かった)、なんとマレーシアに来てからすぐに、なぜか眠剤なしで眠れるようになりました。早朝に目が覚めるのは変わらずなのですが、その後二度寝できるようになり、生活に支障をきたさなくなったのです。よく眠れなくてしょっちゅう身体がだるいというのはフルタイムで働く人間にとってはものすごく辛いことなので、これは嬉しすぎる変化です。マレーシアじゃなくて例えばフィリピンでも、アメリカでも良かったのかもしれないけど、快適さや利便性が必ずしも心の健康につながるというわけでもない…のかな?と最近思うようになりました🤔

日本で処方される眠剤はマレーシアでも手に入る

 ちなみに私は日本で働いていた頃は心療内科でフルニトラゼパムマイスリーという眠剤を出してもらっていて、仕事の日の前夜にはそれらを必ず(量を調整して)飲んでいました。そのため普段常用している薬が手に入らなくなるのでは…という不安があってマレーシア移住を簡単に決断することができませんでした。そこで事前にクアラルンプール市内の病院に問い合わせて少なくともマイスリーは入手できることが確認できたので、移住を決意するに至りました。
 マレーシアでも手に入るとはいえやはり事前に眠剤を持っていった方が安心感があると思ったので、渡航の際にマレーシア大使館に日本からの薬の持ち込みについて確認したところ、薬の概要、投与量と持込量が記載された英文のレターを病院で発行してもらう必要があるとのことでした。主治医のドクターは『まぁ欲しいなら英文レター出すけど、多分いらないと思うけど…』とブツブツ言いながら1ヶ月分のフルニトラゼパムとマイスリーと、それらの薬に関する英文のレターを出してくれました。ただし入国手続きの際に携行品について聞かれることもなく、結局レターを提示をする必要はありませんでした😅
 移住して1年半が経過していますが、日本で処方してもらった1ヶ月分の眠剤はまだ使い切らずに残っています。最初に入社した会社が勤務時間のシフト変動が大きかったことがあって、時々は日本から持ってきた眠剤に頼ったり現地のかかりつけの病院で別の眠剤を処方してもらったりしていましたが、今の会社はシフト変動がそこまで大きくないので現状では眠剤は全く服用せずに生活できています

睡眠障害で悩んでいる方、環境をガラッと変えてみるのもアリかもしれません

 子どもの頃から症状があって、長年通院治療をしても全く治らなかった睡眠障害が海外移住したことで改善した要因は全くわかりません。私の場合、日本では教師という1日中動き回る仕事をしていたので『ちゃんと眠れなかったら丸一日詰むわ〜〜😱』というプレッシャーが半端なかったのが、今は一日中座りっぱなしの仕事なので『よく眠れなくてもまぁなんとかなる』くらいに心もちが変わったというのもあるかもしれません(でも教師になる前はデスクワークの仕事をしていてその時も睡眠障害はあったので、やっぱり要因はそこだけじゃないと思う😅)。もし私と同じように心療内科系の持病があって海外移住を躊躇しているという人がいたら、逆に思い切ってチャレンジしてみた方が道が開けるかもしれません。

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