キャリアアップ転職を果たすも撃沈→無事次の仕事が見つかるまで[Part2]

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 プロベーションフェイルということで前職を泣く泣く退職するも、無事次の仕事が見つかりました😃その会社に勤めている友人が何人かおり、従業員を大切にするとても良い会社だと聞いているので本当にホッとしています。しかし内定を貰った後に、私はある大きな落し穴に気が付いたのでした。

※ 下記内容はあくまでも私の場合はこうだったという体験談になりますのでご了承ください。

リリースレターはどのような状況下でも発行されるわけではない…らしい?

 以前にも記事に書きましたが、退職時に出されるリリースレターに関しては、発行しない方針をとっている企業もあります。しかし私が勤めていた会社は一年未満の退職でもリリースレターが出るとのことだったので、ましてや自主退職でないのだから尚更、リリースレターは当然発行されるものと思っていました。
 退職した直後にPayrollチーム(給与や税務手続き関連の部署)やビザチームから今後の手続きについてメールが届きましたが、リリースレターについては特に説明がありませんでした。そこでPayrollチームに『リリースレターはいつ発行されますか』と問い合わせたところ『Tax clearance完了後にLHDN(税務署)から発行されます』と返答が来たので、なんだか変だなとは思ったものの「あぁちゃんと発行されるんだ、リリースレターがあれば転職の時にマレーシアを出国しなくて済むもんね。よかった〜😌」と安心しきっていたのです。
 しかし退職して2週間ほどしてから次の会社から内定をもらった後、転職先のビザチームから衝撃のメールが届きました。それは『ビザの申請のために早急にマレーシアを出国してください。新しいビザが降りるまではその国に待機してもらう必要があります』というものでした(記事の終盤で説明していますが、私はこの時点で既にビザキャンセルを完了して観光ビザで入国していました)。
 『えぇっ出国しなくちゃいけないの❓何で❓❗️😱』と仰天して、マレーシアに長く住んでいる友人に聞いたところ、『退職日時点で次の雇用先が決まっていない場合、リリースレターは発行されない』との回答が返ってきました。え、ほ、ほんとに…?😨
 Payrollチームに『Tax clearance完了後に発行される』と言われたのは、担当者がTax clearanceレターのことと勘違いしていたようです😓 友人曰くリリースレターはPayrollチームの管轄外なので、リリースレター自体を知らないのだろうとのことでした😭
 他の友人達にもこの事情を話しましたが、転職先が決まる前に退職するとリリースレターが出ない(らしい)ことを知っていたのはごく少数でした。お世話になっている転職エージェントさえ把握していなかったほどなので、あまり広く周知されてはいないようです(おそらく次の仕事が決まる前に退職する人がとても少ないためか…🤔)。
 話が戻りますが、私はプロベーションのフェイルが決まった月の月末に、上司から『キリ良く月末の本日を持って退職してもらうことに決まりました』と突然通達されました。元々の退職日よりも20日以上早まったのですが、当面の生活に困らないようにいくらかの退職金が出ることと、解雇が決まっているのに勤務し続けるというのも辛いものがあったので、まぁいいかという感じで突然の退職を承諾したのでした。
 その際に次の仕事がまだ決まっていないことも伝えましたが、リリースレター転職が難しくなることについては説明がありませんでした。いやそれはちゃんと説明してほしかった😭 本来の退職日までには次の会社から内定を貰っていたので、退職日が早められなければリリースレター転職できていたのにと思うと、かなりモヤモヤします。

なんとか無事出国を果たし、現在は日本でビザ承認待ち

 とまあ済んだ話をウジウジ嘆いていても仕方がないので、大慌てで出国の準備をしました。私の場合猫の世話をしてくれる人を探す必要があるので急な出国というのは本当に避けたかったのですが、なんとか友人に託し無事出国することができました😓 出国するのは日本でなくてもよいとのことだったのでタイやベトナムで待機していようかとも迷ったのですが、ビザが下りるまで何日かかるかの目処が立たないのに外国で待機し続ける勇気がなかったので、日本に戻ることにしました。
 今回の騒動?を受けて、リリースレターに関する色々な記事を読みましたが、次の仕事が決まる前に退職日が来てしまったらどうなるかについて言及している記事は見当たりませんでした。

※ 2024.11.02 追記
 確認したところ、退職日時点で次の仕事が決まっていない場合でもリリースレターの発行自体は可能とのことです。
 ただ次の仕事が決まっていない場合、ビザキャンセルをする必要があるため会社から早々に出国を促されます。一旦ビザキャンセルをしてしまったら、その後に次の仕事が決まった場合、リリースレターの有無に関係なく新しいビザの審査が完了するまで入国できません。私はその辺りのルールを分かっておらず、ビザチームに指示されるまま退職後すぐにビザキャンセルのためにシンガポールに行きすぐに観光ビザで戻ってきたため、その後出国が必要となりました😥
 つまり『退職時点で次の仕事が決まっていないとリリースレターは発行されない』というよりは、『退職時点で次の仕事が決まっていない場合先にビザキャンセルする必要があるので、リリースレターを発行する意味がなくなる』というのが正解のようです。
 ただし後で知ったのですが通常ビザキャンセルをするまでに、退職後30日の猶予があるとのことです。これらのルールをしっかり把握していて『次の仕事決まりそうなのでもう少しだけ待ってください🙏』とお願いしていれば、もしかしたら出国転職を避けられた…のかもしれません(会社としては早急にビザキャンセルを完了したい方向だと思うのでなんとも言えませんが🤔)。

まとめ

 外資系企業においては、手続き関連はとにかく『自分からしつこいくらいしっかり聞かなきゃダメ!』ということを色々な場面で痛感します。また、こちらが尋ねたことに対してYesかNoかを率直に答えただけで、後から『いや確かにウソは言ってないけど、肝心なことを教えてもらえなかったのホント困るんやけど😥』と感じることも多いです。同じ会社の人やマレーシア在住歴の長い人と密接に連携してより多くの情報を集めることは、日本にいる時よりも大切だと思います。
 今回の私の体験が、マレーシア就職を考えている方やすでに在職中の方にとって有意義な情報となれば幸いです。

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